『EDEN』

97bf583c.jpg1〜11巻(以下続巻):遠藤浩輝
舞台はクロージャー・ウィルスという謎の病原体による人口の激減から世界構成の再編が行われつつある近未来の地球。EU+アメリカ+オーストラリアを中心とした原父(プロパテール)連邦とイスラム諸国、南米麻薬カルテルが紛争を繰り返します。今の世界とあんま変わらんといや変わらん。

主人公は麻薬カルテルのボスの息子エリヤ・バラード。この主人公とそれに関わる人々の物語。

簡単に説明するとこんな感じ。ホントはもっと複雑なんだけど説明しきれない。



世界観の設定がしっかりしてるのと、分子物理学や兵器等の考察が細かいところが好感が持てます。もちろん本業の人が読んだらたいした事ないのかもしれないけど。そこらへんか細かいから1冊読むのに結構時間がかかります。

んで、サイボーグ化した人間やヒト型生物兵器なんかがドンパチやります。



前にも書いた気がするけど、このコミック主要人物(だと思った)があっさり死にます。

3巻のカチュアしかり、10巻のヘレナしかり。もちろんドラゴンボールはないので生き返りません。

死の描写もエグいです。地雷で下半身吹っ飛ばされたり、戦術AIの重機関銃で上半身吹っ飛ばされたり。合わない人には合わないと思う。



バイオレンスでハードボイルドだけど、それだけじゃなくちょっとコミカルに味付けされてるところも魅力だと思う。