『Rogue Galaxy』
2005:Sony Computer Entertainment(Level5)
やっと終わった。
ダーククロニクル、ドラクエ8を作成したLevel5の大作RPG。
上記2作が良作だったので期待大でした。
評価はA-。後述するように粗を探せば幾らでも出てくるけど、まぁ面白かったと思う。
Play時間は90時間。途中ちょっとやり込み要素に手を出したり武器合成&ファクトリーに時間を割いていたので、普通にやれば70時間くらいかなと思う。
ストーリー的は王道。
主人公が伝説の人物の末裔であったりヒロインが伝説の国のプリンセスであったりと、ありきたりといえばかなりありきたり。
前にも書いたような気がするけど、単純な冒険譚が好きなので許せるかなと。
ただ、なんちゃら帝国となんたら連合が戦争してて主人公の星はその植民地だとか、そういう設定をしたんなら多少なりとも消化しろよと思う。
あと、プレイキャラクターが8人もいるんだからもう少し絡ませれば良いのに。もったいない。
1番の問題は主人公が冒険することに対する動機付けがイマイチあいまいである事。
だからどうしても場当たり的なお使いイメージが強くなる。ラスボスもポッと出感が否めない。
これはRPG全般に言えることだと思うけど。ドラクエ5くらいかな、うまくやったのは。
システム的に目玉はRPG初と言っても良いのかな、街、ダンジョン、戦闘の完全シームレス化。
これは確かに作品として一体感が出て冒険してる感があってとても良かったと思う。
惑星間移動時に長時間ロードするとか若干弊害もあったけど個人的に許せるかなーと。コーヒー入れたりしてた。
キャラクターのアビリティ取得には最近よくあるフロー型を採用。武器合成、ファクトリーによる武器&アイテムの作成とかやり込み&コレクター要素も面白かった。
(ファクトリーはめんどくさい割にリターンがしょぼくてヘコんだけど)
戦闘はターン型ではなくアクション型。ボクはこの手のを結構苦手にしてたんだけど、DCで多少慣れてたせいか問題なかった。
2つの武器の使い分けとかアビリティとかもなかなか楽しかった。爽快感あり。
でもボタン連打で簡単に勝てるかというとそうでもなくて、バリア解除したりジャンプ攻撃しか効かない敵がいたりとそれなりに手応えもあった。
あと、味方がAIで動くゲームは今までどうしても好きになれなかったんだけど、これはアイテムやアビリティの使用をこちらから命令出来るので思ったより楽しかった(すぐ死ぬけど)。
ただ色んなところで書かれてるけど、敵のバリアを解除するのにメインキャラが特定の武器に持ち替えなきゃいけないってのがかなり苦痛だった。
それはそれで仕方無いとしてもイチイチメニュー開かせるなよ。
ダンジョンに関していうとちょっと長かったかも。
牢獄、2つの塔、みんなのココロの力を集めるところ。特に2つの塔はさすがにうんざりした。拷問かと思った。
完全シームレス化とかかなり意欲を持って作ってるのは感じたしグラフィックも綺麗だと思ったけど、もう少し細部(メニュー周りとか使いかってとか)をつめてユーザライクに出来なかったかなーという印象。
ちょっと期待し過ぎだったかな。正直DC程の目新しさ、斬新さはなかった。次もがんばれ。