秋の高い空の下
少し気持ちが落ち着いてきたので書いてみる。
10/7に元WGPライダー阿部典史さんが亡くなった。
Uターン禁止区域でUターンしてきたトラックにつっこんでの交通事故死。
ロードレース、特にWGPが好きなボクにとって同い年ということもあり、WGP日本人ライダー=ノリックという存在だった。
1996年に日本人24年(だったかな?)ぶりに鈴鹿で優勝した時のブラックマークをつけながら疾走するライディング、桜吹雪の中でのチェッカーフラッグは今でも忘れられない。
GP通算3勝。「アベは時々速い」や「速いが自分でその理由がわかってない」という評価の通り、速い時はとにかく速いが転倒も多いというスタイルが逆に好きだった。
WGPから退いてWSBや国内レースに活躍の場を移した後も、MotoGPでの分かりやすく気さくな解説が好きだった。
自分の中のヒーローが逝ってしまったのは、たまらなく悲しい。
今までにボクの大切な何人かの人々は突然去ってしまった。
当たり前のことなんだけど、人間てホントにホントにあっさりいなくなっちゃうんだよね。