『ワンダと巨像』
2005:Sony Computer Entertainment
SCEの『ICO』作成チームが手がけた新作アクションゲーム。
ワンダと愛馬アグロを操作して少女を生き返らせる為に16体の巨像を倒す事が目的。ストーリーもTo Doも至ってシンプル。
評価はA。良ゲー。
色々と褒めたいところはあるけど1番はシンプルなところかな。
16体の巨像を倒す。武器は剣と弓のみ。パラメータは握力、体力のみ。レベルも無し。多分プレーヤーの操作への慣れがレベルに当たるんだろうね。
目的も操作性も複雑にしてキャラのカスタマイズ性を高めれば良いという昨今のゲームに対するアンチテーゼ。
キチンと細部を作り込めば仲間がいなくても呪文を唱えられなくても世界を救えなくても良いんだよね。
巨像の重量感、ワンダを狙う明確なアクション。その巨像の動きの遅さの隙をついて体に取り付く。そんな1つ1つがすごくよく出来てた。
空飛ぶ巨像に振り落とされないようにしがみついて剣を突き立てる時なんかホントにビリビリきました。
アクションは簡単。
アクションゲーがやや苦手な僕でもすぐに操作に慣れて巨像を打倒出来ました。『ICO』でも思ったけど攻撃とか掴まるとかのアクションの判定が甘め。
ここらへんはアクションゲーが得意な人にはやや物足りなく感じるかとも思うけど、一般的なユーザーには絶妙の難易度だったと思う。
謎の声が巨像攻略のヒントも教えてくれるしね。
謎解きは巨像攻略だけだったので『ICO』より簡単。ただ『ICO』の静の謎解きに対して動いている巨像に対する動の謎解きなのは興味深かった。
惜しむらくは色んな種類の巨像がいるとは言ってもやっていることはほとんど同じなので途中でダレたことかな。短かったし。
あと巨像を倒すより巨像を見つける方が難しかったりして。
ちなみに果物は1つも採れませんでした。。。