『dogs』
1997(1993):小沢健二
知る人ぞ知るオザケンの1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』を改題して、ジャケットを新装したもの。
前に『犬〜』は持ってたんだけどいつの間にかどっかにいってしまい、去年これを買いなおした。
7,8年前にこれ聴いた時は全然特別な感じはしなかったのになぜか今聴くと心の琴線に触れる。単純に歳取ったってだけの話だけど。
あんまり文才も無いので簡単に感想を。
1番のfavoriteは『天使たちのシーン』。13分31秒もあるのに何度でもリピートで聴ける、聴けば聴くほど好きになる。オザケンファンでこの曲を名曲として上げる人も多いみたい。
なんだろね。上手く言えないけど歌詞の1フレーズ、1フレーズの情景が手に取れるくらいに鮮やかに浮かぶ。穏やかで暖かい日々。
「神様を信じる強さを僕に 生きることをあきらめてしまわぬように
にぎやかな場所でかかりつづける音楽に 僕はずっと耳を傾けている」
次点は『ローラースケート・パーク』。
『天使たちのシーン』の穏やかさの後に訪れる底抜けに明るい幸福感。全てを笑い飛ばす。
「ありとあらゆる種類の言葉を知って 何も言えなくなるなんてそんなバカなあやまちはしないのさ!」
その他にも1stシングル『天気読み』等名曲ぞろい。秋の1枚ですな。
『上昇する気温のせいでロードショーは続き…』